現役と一緒に  総勢約160名が参加
全員参加の合唱・合同オーケストラに感動 記念講演も

晴天に恵まれた2006(平成18)年3月25日(土)、響友会員・現役団員合わせて約160人が参加して神戸大学交響楽団創立90周年記念式典が、神戸大学百年記念館・六甲ホールで行われました。六甲台は久しぶり、百年記念館は初めて、という参加者も多く、まずは会館と、その入り口からの「下界」の眺めに暫し見とれていました。

12時30分から式典に先だって響友会総会が行われ、続いて記念式典にうつり、東岡泰一君(現役3回生、神戸大学交響楽団団長)の司会で進行しました。90周年を記念して戦後の復活オケ元祖の一人,千葉修二氏の講演、戦前の先輩吉田正巳氏の満州演奏旅行記の紹介に続き、飯田良子さん(2回生)指揮、1〜3回生66名の神戸大学交響楽団が90年の歴史を受け継ぐ若々しい演奏を披露。これに新卒を含め52名の響友会員が加わっての合同演奏となりました。

これまでの最大メンバーとなった「この日だけのオーケストラ」は、プロ指揮者として活躍中の中島良能氏の指揮で「花のワルツ(くるみ割り人形)」、と「マイスタージンガー」の「公開練習」と「本番」。さらに全員が加わっての合唱と演奏では、田中清三郎氏の「この日のための編曲」と指揮により、誰もが知っている数曲の歌声とオーケストラの響きに浸り、年代を越えた合奏体験の共有を実感しました。そして、アンコール!アンコール!という声が飛ぶ中、時間に押されて名残惜しく夕刻閉会しました。

場所を六甲アカデミア館に移した懇親会には会員と現役の総勢約100名が参加。「乾杯の唄」の合唱に始まる、料理・懇談・OB/現役交流のひとときを過ごしました。宴の終わり近く俄か仕立ての金管アンサンブルが登場。田中氏の編曲による昼間の演奏曲に「商神」も交えた特別パロデイ曲で盛り上がったあと、最後にもう一度全員で「遙かなる友へ」を熱唱して解散しました。余韻さめやらぬ面々の立ち去り難い姿があちこちに固まっていましたが、やがて三々五々、六甲の坂道に消えていきました。

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