響友会創立50周年記念大会レポート

50周年記念オーケストラ

当日演奏の録音/写真はこちらです

5月12日(土)、この時期としては少々肌寒い気候の中、 響友会の50周年記念大会が、神戸市灘区民ホールの5階ホールにて開催されました。

まず12時半から、鈴木肇さん(1958年入学)の司会で記念式典が行われました。

最初に前会長で、この度名誉会長となられました田中清三郎さん(1954年入学)から響友会の歴史についてお話いただきました。 1995年の阪神淡路大震災前日に会報(あてんぽ)の創刊号の打ち合わせをしたこと、響友会の会員のみでフルオーケストラで交響曲が 演奏できるほどに成長したここ数年の飛躍的な発展についてのお話などが興味深かったです。

次に、1987年より15年もの間、会長をおつとめいただいた千葉修二さん(1949年入学)にお話いただきました。 苦難の時期を経験された千葉さんの貢献があってこその今の響友会、ということを改めて感じました。

最後に新会長となられました八木秀夫さん(1970年入学)よりお話いただきました。 明るい人柄が滲み出たお話に、田中さんがぜひ次期会長にと強く推された理由がわかった気がしました。

そしていよいよ13時半より、50周年記念オーケストラの本番演奏としてブラームスの交響曲第4番と、 ワーグナーのローエングリン第三幕への前奏曲が、稲葉ひろきさん(1988年入学)の指揮で披露されました。

全8回の練習の成果が発揮され響友会の50周年にふさわしい名演となりました。 神大オケを引退してからそれぞれ数年~数十年後の今も普段から演奏活動 を行っているメンバーが中心の演奏は、技術は文句なしです。 そのことよりも、神大オケ、響友会ならではの一体感あるなんとなく懐かしい響きが印象的でした。

その後、メンバーが数名加わって、公開練習兼一度だけ本番のチャイコフスキーのボロネーズが、 引き続き稲葉さんの指揮で演奏されました。弦楽器にとってはかなり難解な曲でしたが、なにより楽しい演奏となりました。

最後は恒例となりました、田中名誉会長指揮による、全員参加の『生オケ』大会です。 田中会長の編曲による5曲が披露されました。 ステージ上の演奏者60余名だけでなく、客席におられる響友会員約30名、 さらには会員の招待で演奏会を聴きにこられた約60名みんなで、灘区民ホールを歌声と 楽器の音で満ち溢れさせ、大満足のまま閉会となりました。

記念大会終了後は、場所を灘区民ホール1階の会議室に移して、 八木秀夫さんの司会にて、50周年の祝賀会が行われました。 遠くに離れており普段は会うことのない会員や数年振りの会員とのお話は尽きません。 また、吉岡美恵子さん(1975年入学)の素敵なフルートの演奏に酔いしれたり、 井上耕一さん(1976年入学)の飛び入りでのバイオリン即興におなかをかかえて 笑ったりと、大変楽しい祝賀会となりました。

1962年に創立されて今回50周年を迎えた神戸大学交響楽団OBOG会、響友会ですが、 その歴史の重みも感じる一方で、まだまだこれからも発展の可能性、楽しみも期待できるそんな記念大会でした。

(文責2000年入学 嶋田浩一)


平成24年5月12日(土)12:30~ 神戸市灘区民ホール(5F ホール及び1F会議室)

記念式典(5F ホール)

12:30 開会 

    1.会長挨拶    
    2.祝辞       
    3.新会長挨拶     

13:30 Aオケ演奏 指揮:稲葉ひろき

      ブラームス、交響曲第四番
    ワーグナー、ローエングリン第三幕への前奏曲

14:40 Bオケ公開練習と演奏 指揮:稲葉ひろき

     チャイコフスキー、エフゲニーオネーギンよりポロネーズ

15:30 オーケストラと歌 編曲と指揮:田中清三郎

     翼をください、見上げてごらん夜の星を、銀色の道、千の風になって、ふるさと

記念写真撮影

17:00 祝賀会(1階会議室)



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